ハートネーション 、という社名は
「ハート(みんなの誰かを想う気持ち)」
「ドネーション(寄付、誰かを助けたいという気持ち)」
「United Nations(国際連合)」
から作った造語です。
みんな、誰かの力になりたい!と思うし、
時に助けてほしいとも思う。
それが人間らしさだと思う。
それは何かの背景や原体験を超えて、「ハート」が動かされる時だと思う。
人間は1人じゃ生きていけない。
怪我をしたら病院に行くし、
お腹が減ったら、ご飯をスーパーで買ってる。
火事になったら消防車が動いてくれるし、
平和を維持するために、警察の人たちが頑張ってくれてる。
みんな1人で生きることは難しいから、みんなで支え合って社会は構成されている。
社会の構成の仕方として、今は資本主義という本当に効率のいいやり方が存在している。
課題解決をして、金銭を受け取る。
社会はそういう枠組みで動いている。
大きな課題解決を担う株式会社は、大きな利益を得て、さらに大きな課題解決に向かう。
一方で小さな課題解決のみを続けていると、売上が小さく、利益が減り、倒産する会社も現れる。
資本主義は、そんなエコシステムで動いている。
だから、人々が多額のお金を支払ってで解決したいものを、起業家たちは探し始め、
結果として産業全体は大きく発展をしてきた。
一方で、お金を誰かが払うことが難しい課題も世の中にはある。
税金という仕組みで、公務員の人たちがそれを担ってくれている。
街を綺麗にしたり、治安を維持してくれたり。
社会の課題は、資本主義のバランスで解決されるものと、
公的な仕組みで解決されるもののパターンがある。
課題の数だけ、起業家やリーダーは存在するのだと思う。ただ、この資本主義の中で解決されない「はざまの課題」は多く存在する。
例えば、児童養護施設。
子供たちの生活は様々な仕組みの中で保証されているかもしれない。
しかし例えば、「塾に行きたい!」という子がいたら、誰がコストを負担する?
「こんなことを学びたい!」という個性をカバーしてあげる仕組みは、細かければ細かいほど難しい。
きっと細分化された課題には、売上も立たないから、そこに会社はうまれない。
課題と認識されないから、ここにコミットする政治家も生まれない。
国家として、このような「はざまの課題」を解決するデザインはすごく難しい。
既存の枠組みを超えて挑戦するリーダーは、既存の仕組みからは生まれづらい。
かつての世界は、戦争や略奪といった「暴力」によって付加価値の移動を実現した。
今は「資本力」と「契約/規律」によって付加価値が移動している。
法治国家は、革命的に暴力を抑えることができたし、
お家柄や身分といった贖えない枠組みから、資本勝負という誰にでものし上がれるチャンスを作った。
しかし、資本力と規律が無い故に、付加価値が移動しない分野は多い。
その課題解決には、大きなデザインが求められる。
ハートネーションは、ハートの力で付加価値を移動させるチャレンジを試みたい。
ハートの力は、きっと大きな資本をも動かす。
物質的な付加価値移動ではなく、ハートによって資本が動き、
その資本の力で「はざまの課題」は1つ1つ解決に向かう。
そしてその結果として新しいハートが生まれ、その連鎖が起きる。
そして、それが仕組みとなって、資本より大きなパワーを持つかもしれない。
世界を見渡すと、国家で解決できない社会の課題を担ってるグローバルな組織は多い。
例えば「国連」。国連の仕事は以下の4つの点。
・全世界の平和を守ること
・国家間の友好関係を発展させること
・貧しい人々の飢えや病気、識字などの教育を通し、互いの権利と自由の尊重を促進するために共同で努力すること
・すべての国がこれらの目的を達成できるように助けるために中心的役割を果たすこと
すごく素敵な役割、そして主体的に拾うことが難しい課題だと感じる。
これを、日本という国でどう実現するか、をまず最初に掲げる挑戦にしたい。
・既存の国家の仕組みや、資本主義で解決できない課題にこそ目を向ける
・課題解決に向かうリーダーを全力で支援をする
・「誰かを助けたい」というハートを集める役割を果たす
・「助けてほしい」というハートを集める役割を果たす
みんなのハートで、社会は最高に幸せなものである、ということを感じられるようにしていきたい。